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 岐阜県“人間と性”教育研究協議会 (岐阜性教協)
たまゆら2018年7月号巻頭言

「性教育は子どもを救う」「すべての人に性の学びを」

 第33回総会が終わり、岐阜性教協も発足して34年目を歩みだした。総会を重ねるたびに、感慨深くなる。かつては地方会員300人を目指していた時代もあったが、現在はその半分の会員数となり、幹事も高齢化の問題に突入している。幹事会を開いたり、このたまゆらの編集をしたり、たまゆらの発送をしたりと、幹事をしていると確かにしんどい思いをすることも多いし、もうやめたいと思うことも多い。でも、総会講演を聞いたり、全国の性教協サークルのセミナーチラシをもらったり、セミナーに出かけたりすると、元気が出る自分がいる。しんどさを超える「性教育は子どもを救う」「すべての人に性の学びを」という結論に達する。現実に目の前の子どもや卒業生との関わりで、「どうしても避けてはいけない、避けられない性の学び」という事例にこれまで何度も関わってきた。中学校現場ばかりに勤めてきたからこそかもしれないし、子どもに寄り添ってきたからかもしれないし、保健室で“性”をオープンにして来たからかもしれない、やはり私にとって、性を学ぶこと、性の学びを広めることは「ライフワーク」だと思う。
 前号の“たまゆら”の巻頭言に書いている「今、学校で特に義務教育の現場で性教育を実施することが困難な状況にある中、それでも子どもたちに性と生の教育を届けようと取り組んでいる15名の仲間と集えたことがうれしい。性と生の教育を受けないで卒業する子どもたちも多くいるにちがいない。学ぶことで生き方も違ってくる。例え失敗したり、困難に遭ったりしても乗り越える方法を知っていることが大切だ。」という言葉に同感する。私は「困った時の神頼み的存在」になりたいとずっと思ってきた。それには、私自身が学び続けること、私自身が子どもを受け入れる度量があること、私自身がネットワークを持っていることが不可欠であると思っているからだ。そのために性教協があり、つながりがあることで、私一人の力ではどうにもならないことでも仲間のネットワークがあることは、心強いしありがたいことだ。
 今回の“たまゆら”の松林さんの総会講演のまとめをぜひ読んで欲しい。私にとっても性の学びや指導の再確認となった。記事で講演内容すべては知ることはできないが、一部に触れることはできる。そして、「性教育は子どもを救う」「すべての人に性の学びを」を共有したいと思う。子どもや若者たちを「性のネグレクト」にしてはならない。私も性の学びは「安全教育」「健康教育」「人権教育」「人間関係教育」が網羅されていると思っている。
 岐阜性教協の34年目の歩みを会員の皆さんと一緒に、力強く踏み出したい。性教協が今までずっと大切にしてきた「科学」「人権」「自立」「共生」の理念と「国際セクシュアリティ教育ガイダンス」と照らし合わせながら学びあいをしていきたい。