今日は、また新しい人が参加してくださった。始まりは緊張していたが、みんなの話を聴くうちに柔らかい表情になられた。 みんなも自己紹介をしながら、最近考えていることを話した。仲間が増えると、雰囲気も和やかになる。 ・代表MTF 先日、小中学校の先生たちの前で、セクシュアル・マイノリティの人として話をした。 自分が話すと現実味が感じられると思う。子どものうちに学習すると、大人になっても覚えていてくれる。 話を聴き、是非学校で子どもたちに教えてもらいたい。家族にありのままの姿(GID)を見せてもなかなか 理解をするのは難しい。両親のうちどちらかが理解をしてくれるだけで助かるものだ。 これからも理解者を増やしていきたい。 先日、パートナーと別れた。今まで、パートナーの家族に遠慮をしていたが、この機会にありのままの 自分で生きていきたい。 この会に出会う前は、自分を粗末にしていた…。7年間レインボーの会で歩んできたが、 今後も少しずつ前を向いて進んでいきたい。 ・MTX 自分の中に女性があると気付いたのは、高校生の時。男性を好きになったり、化粧品を買ったりした。 その頃は、GIDのことを知らなかった。職人の仕事だったので、人と交流しなくてよかった。 だから、そのまま過ぎていった。最初は、自分をMTXと思っていたが、だんだんMTFになってきたような気がする。 だから自分の女装癖は、趣味ではなかった。スカートをはくのを我慢するのがばからしくなったので、 自分らしく生きようと、今日はスカートを買ってはいてきた。岐大病院で、診断書を出してもらっている。 家では、理解がない。母も親戚もだ。妹は、自分のことで友だちにいじわるされてから、くってかかってくる。 家では、男を押し付けられる。それは、自分を否定されているみたいに感じる。その上、男っぽくしても目立つからと、 店に出るなと言われ、奥の部屋にいさせられてまるで幽閉されているようだ。 ・代表MTF 昔、自分も兄弟6人の中で、自分のありのままの姿をじっと出さないようにしてきた。 ・MTX 高校生になって、胸が出てきた。名前を漢字の女性読みで呼ばれるようになって、女性っぽさがキャラクターとして見られ、 いじめられなくなった。家族は、ひたすら隠したいだけだ。 ・代表MTF 親が身体障害者の子どもを隠そうとしているもんだから、その子は自殺をしてしまった家がある。 ・MTF 「スカートをはいた男の子」というテレビのドキュメンタリーを見て、自分もスカートを堂々とはくようになった。 そのうち、スカートをはく男性と知り合うようになった。クリニックで診断書が無くてもホルモンを打っている。 1ヶ月に1回ホルモン剤も飲んでいる。ところで、奇数月のお楽しみ会が楽しみだ。講演会へ行くのもいい。 ・MTF 2週間おきに1本ホルモンを打っている。10年前は、コスプレでセーラー服を着ていたこともある。 以前から女顔だったので、変なふうに見られなかった。ホルモンを打つようになったら、よけいに女性に見られる。 家族には、話していない。骨格が女らしく変わったから隠しようがなくなった。このままでいるには打ち続けないと心配だが、 それでいいか今考え中だ。 ・M1 基本的に男性だ。中一の時、女装したくなったことがある。20才以降は、1年に数回、女装専門店へ行くようになった。 30才頃から自分を変態だと思い、孤立していたし病気にもなった。いろいろな宗教に入ってみた。 しかし、皆知識や理解のない人ばかりで助けにもならず、どうしようもなくなった。青木ヶ原の樹海にも行ったことがある。 そのうちに、職安で自分と同じような人と知り合い、理解をしてくれた。いろいろな所で、いろいろな人とつきあえる 引き出しをたくさん持つと良いと言われた。自然にも、芸能人にも、マイノリティはいる。全ての生きものは、 命がある間、いろいろなことに出会って修行して自分をみがいていくんだ。みんなと会えてよかったと思っている。 ・M1 カミング・アウトにはタイミングがあると思う。失敗もいっぱいしてきたよ。 ・代表MTF どんな世界にも、理解できる人とできない人がいる。人それぞれ。理解できない人に頼らなくてもいいよ。 ・M2 10年くらい引きこもっていた。ここ数年で社会に出られるようになった。心の中は、10代のままだから、 社会に出ると年相応のことをやっていかなきゃならないことが多い。仕事はしているが、まだ職場の人と関わるのが難しい。 母親が相談していた良先生と、最近話ができるようになってきた。ここへは、いろんな人の話を聴いて、 人と関われるようになれるかなと思ってきた。 ・代表MTX一歩一歩前へ出るといいよ。少しずつでいいからね。 ・M1 昔、私もそうだった。時間がかかるけど少しずつだよ。 ・MTF 今は平気だけど、レインボーの会が始まった頃は、自分だってまだ家からスカートをはいてこられなかった。少しずつだ。 * 今回もまだまだ続きました。性的マイノリティの人への理解を広めるための冊子を作成中です。 * FTM=身体の性は女性、心の性は男性。 MTF=身体の性は男性、心の性は女性。 MTX=身体の性は男性、心の性は男性・女性のどちらともいえない * 次回の12月は、第1日曜日が、エイズサポートぎふと性教協が共催するエイズデーと重なりますので、 第2日曜日の12月11日(日)に変更します。2月は、5日(日)です。 |
机上には数枚の新聞記事がある。1枚目、東京都の区議会議員選挙に立候補した石坂わたるさんと 石川大我さんが、同性愛者であることを公表した上で当選したという記事だ。日本では、公表後の当選は 初めてである。 まだカミング・アウトをしていない国会議員や地方議員と連携したい、マイノリティーの人たちが暮らしやすい 社会は、だれもが暮らしやすい、そんな社会を目指すと語っている。2枚目、同性婚がアメリカの ニューヨーク州で認められるようになった記事だ。ニューヨークは、同性愛者の権利運動発祥の地であるという。 アメリカは州によって法が異なるが、現在5つの州が同性婚を認めている。 3枚目、イランでは イスラムの教えに基づき、性的少数者は認められていないが、性別適合手術は公に認められているという。 しかし、適合手術をしても世間の偏見や無理解に苦しむ。 そこで、ある医師が著書「身体の苦痛」を出版して正しい知識を広めているという記事である。 国や地域によって性的少数者への理解度が異なるが、少しずつでも深まっている。一歩でも進みたい。 ・スタッフA 以前、この会で性的少数者への理解をもっと広めるために、チラシを配りたいという話題が 出たことがあった。チラシでは、スペースが少なくて書ききれないので、冊子にしてみたらどうだろう。 ・ゲイ 同性愛者は、ここでは自分だけ一人だから、代表で書いてみようかな。 ・MTF これまでの歩みを書いてみたいし、多くの人に知ってもらいたい。イラスト等を入れて読みやすいものを作ると いい。 ・MTF うん、教えてあげた方がいい。世の中には、こういうことを考えている人やこの様に生きている人がいると いうことを、読んで分かりやすい本にするといい。 ・MTX 異性装をすれば満足という人もいれば、精神面で異性になりたいとか、身体だけ手術したいのだとか、 いろいろな人がいる。MTXの人とミクシーで交流しているが分かりにくいし、文にしにくい。Xジェンダーの 説得力に限界を感じている。 親に「お前はどうなりたいんだ。」と言われても、説明できない。 ・スタッフB 確かに、文に網羅できない。長い間に揺れ動く場合もあるし、自分でも分からない人もいる。 幅広くグラデーションの人もいると書いてもいいね。もともと人は、グラデーションだから。やってみて、 やっぱりやめようと思ってもいいから、一度動き出してみたらどうやろう。自分の思いを文に表現すると いうこともなかなかいいもの。 ・MTF 性同一性障碍といっても一人ひとり皆違う。個性が強い人が多い。でも、分かり合うことが大事。 カミング・アウトをするとややこしくなるからといって、最近カミングしない人がいる。 ・ゲイ マジョリティは、見本であってマニュアルがある。僕たちから見ると、人生にあぐらをかいているようにみえる。 僕たちは、一人ひとりが開拓者だ。 ・MTF カウンセリングを受けているが、医師なのに「MTF=男性を好きになる」という固定観念をもっている。 自分は、MTFであり、性的指向は女性だから、更にハードルが高い。 ・MTX 岐阜大学病院へ通うつもりだ。そこの医師が年齢が若く、ジェンダー関係に強いそうだ。だから、地元の病院 からGIDの診断書をもらおうと思っている。2軒の医師の診断書がないといけない。 ・MTF 銀行で、親から自分に名義を書き換えた時、銀行員から「娘さんですか。」と聞かれたから「うん、そう。」と 返事をした。すると、上役がきて「親があなたは息子だと言っている。」と少し問題になってしまった。 こんな所にも性別の壁がある。 ・スタッフA ずっと以前、著書などを出している半陰陽(IS)の橋本秀雄さんにお会いした時、無知な私は 「結局橋本さんは男女のどちらですか。」と聞いてしまったことがある。その時「僕は僕です。」と言われて 納得をしたことがあるんです。もちろん、学校の授業で橋本さんの言葉を子どもたちに話しました。 ・ゲイ どうしても男女の枠に入れたがるんだよ。 自分でも、「僕・私」のどちらを言うか悩んだことがある。昔は、男性にもてたくて女になりたかったんだ。 だから、ゲイには女っぽい人が多いんだ。 ・MTF 自分も昔の若い頃、「わたし」と言うと、「おれと言え」といじめられたことがある。 ・MTX MT○には、銃が好きな人が多い。男性ホルモンには攻撃性があるからね。自分は刃物関係の仕事を しているが、以前はこんな刃物がいいと思いながら刃物のデザインができたのが、男性ホルモンを取ったら 攻撃性が減って、それができなくなった。 ・スタッフB 冊子は、人権のイベントや性の講演をする時に、読んでもらおうと思います。今年度、岐阜市の 人権項目では、「性的マイノリティ」という言葉は「その他」の項目から取り出されて独立したんですよ。 * 今回もまだまだ続きました。性的マイノリティの人について多くの人に理解を広め、誰もが生きやすい社会に するため、冊子を作ろうと一歩踏み出します。 *9月のお楽しみ会は、行いません。 * FTM=身体の性は女性、心の性は男性。 MTF=身体の性は男性、心の性は女性。 MTX=心が男性・女性のどちらともいえない IS=性器が男性か女性か明確ではない * 次回は、10月2日(日)です。12月の例会は第1日曜日が、エイズサポートぎふと性教協が共催するエイズデーと 重なりますので、第2日曜日の12月11日(日)に変更します。 |
今日の会も新聞記事から始まった。キューバのカストロ議長の姪マリエラ・カストロさんは、 キューバ国立性教育センター所長であり、性的少数派の権利擁護に取り組んでいる。 様々な活動の結果、2008年に、国は性同一性障がい者の無料性別適合手術等の責任を 持つという決定をしたという。このような対応は世界でキューバだけである。エコの国であり、 例えばライターでも修理して再利用しているという。裕福ではないが、陽気に暮らす人間尊重 の国である。日本は、どうだろう。 今日は、MTFの中学生が父親と共に参加した。 ・父親 本人が「どうにかしてよ。」と言い出した。中学校のほほえみ相談員からの紹介でここへ 来た。 ・良 みんなも同じように経験しながら、生き抜いてきた。本人にアドバイスができればお願いします。 ・MTF 僕の中一の頃は、父に言えなかった。社会に認められていない時代だ。家族に言っても 理解してくれないと分かった。今は、父親に言えるだけいい。話を聴いてもらうといいよ。 まだ、FTMと決められないかもしれないから、ゆっくりゆっくりと、自分の本来の姿に変わっ ていけばいい。手術もできるようになったことだし。自分は男になろうとしてやくざに入ったけど、 元々女なのだから無理だ。それと、お父さんも急に女になれと言われてもなれないでしょう。 ・父親 なるほど、そうやね。気持ちは男だ。格好は女になれてもね。 ・MTF SRSの会で、MTFの小学生を連れて両親が来ていた。時代が変わったと思う。 その会では、手術後のケアをしている人が、自分のひいきの病院の宣伝をしていた。 偏らないで、いろいろな人の意見を聴いた方がいいと思うよ。その会では、 男として生きているFTMの人の話もあったよ。 ・MTF 子どもの頃の遊びは男らしかったが、スカートははきたかった。今のように情報がなく、 30代で女装サロンへ行って体験した。つき合う人(女性)ができた時は女装しなかった。 つき合わなくなると女装したくなった。レインボーの会に来てからは、カミング・アウトをしたり、 女装をしっかりしたりするようになった。今でも女性(同性)が好き。クリニックへ行っている。 手術はしないが、ホルモン投与を考えている。男に戻りたくない。きっと君(中学生)も戻りたく ないと思う。慌てることはない。職場は女性ばかりで安心だ。 ・MTF 子どもの頃は丸坊主だった。周りに自分のような人はいなかった。隠しているんだろうけどね。 自分もずっと今でも家族に隠している。小学校の頃から「おかま」等と悪口を言われ続けた。 それが嫌で、地元から離れた遠くの高校へ行った。女の子の友だちができ、よく遊んだ。 担任から「男友達を作れ。」と言われたこともあった。今でもその女友達と交流がある。 下着女装をしている。更にピルを飲み始め、女性ホルモン注射を打つようになったら、 肩の骨格や骨盤が女性らしくなってきた。 ・FTM まだ若いので、慌てて性別を決めなくてもいろいろ悩んだ方がいいよ。いろいろな 選択肢があるから、ゆっくり決めていけばいい。子どもの頃、自分の体が嫌だった。 今は、男らしくなろうと努力している。MTFの人も、戸籍上の女性よりも女性らしさを求めている と思う。しかし、女性だからと言って、こうしなければいけないと決めつけてはいけない。 いろいろな生き方があるのだから。 ・MTX 小学校の頃は、男女のどっちだと性別を意識したことはなかった。中学生になり環境が 変わってから、いじめられた。中学生から高校生にかけて胸がふくらんできた。 子どもの頃から徐々に女っぽい顔や体格になってきたから、高校で開き直って 「自分はおかまだ。」と髪も伸ばし、キャラとして生活していたらいじめられなくなった。 女になりたいと思わない、男になりたくないだけ。男性ホルモンを抑えるホルモンを飲んでいる。 男性機能がなくなり、体格も筋肉も落ちてきた。自分は開き直っているが、親はこの姿を 嫌がってまだ干渉する。アドバイスとしては、いろいろ悩んで迷って、見極めていくといい。 ・M? 幼稚園の頃に、女子がスカートをはいてくるくる回っているのにあこがれ、自分もスカートを はきたくなった。高校生の時、お小遣いでスーパーへ行き、初めてスカートを買った。 親に隠れてスカートを何本かはいた。30才位の時、ネットで知り合った「スカートをはく会」の 人と会って、互いにスカートを見せ合った。自分は男女どちらに見られても構わない。 決めつけられるのは嫌。中性かな。心は男だと思っているが、知らないうちに変わる人もいる。 いろいろな人と出会って、ゆっくりと選んでいけばいい。 しかし、生き方が二通りあると思う。本人が女性として決めていれば、二次性徴を迎える前の 早いうちに転換した方がいい。しかし、本人が迷っていれば、性転換はゆっくりした方がいい。 性転換後、後悔して3割の人が自死している。周りに左右されないで、最終的には本人が 決めるしかない。一人きりで悩まず、周りの人に打ち明けてアドバイスを受けるといい。 ・ゲイ 自分は中学生の時は女の子になりたかった。(中学生に対して)誰かを好きになったことがある? おちんちんが邪魔になるだろ?男子の服装も嫌なんだね?手術は、20才にならないと できないから、ゆっくり決めた方がいいよ。 ・父親 この子はからかわれた時、大声を出してすぐに何かに隠れたから、男の部分と女の部分が あるんじゃないかな。 ・MTF いや、それはそうとは限らないよ。人それぞれだから。 ・中学生 学校ではトイレに入らない。 ・スタッフ それは体に悪いよ。職員便所に入れるように先生に話した方がいい。 尿は出さないと。個室に入るといい。 ・中学生 個室に入ると、大便だとからかわれるから入れない。 * 今回もまだまだ続きました。親と一緒に参加できるよい時代です。前回と同様、性は実にグラデーションです。 どの人も尊重されなければなりません。そのためには知識が必要。たとえ知識が足りなくても、想像力が補って くれます。想像力は、人と人との繋がりからも身につけられます。 中学生(MTF)のお父さんは、良先生との2時間半にも及ぶ面接相談の最中に、レインボーの会の例会となり 皆が集まり始め、女装(自分本来の服装)されたMTFの方等が続々と部屋に入ってくる姿を見て雰囲気に慣れ なくて内心驚いたそうですが、皆と話している内に当然ながら、誰もみな一緒だと安心して話の輪にとけ込む ことができたそうです。 *次回について、前回お知らせした日にちは変更することになりました。仲間で話し合った結果、 土曜日は仕事がある人が多いので、奇数月も日曜日に会をもつことになりました。申し訳ありません。 また、偶数月は今まで通りに会を開きますが、奇数月については、開くかどうかや何をするかを 前月に話し合います。このホームページにをご覧になってご参加ください。 *7月はカラオケをします。7月3日(日)午後1時半に事務所に集合し、そこから移動します。皆さん、おいでください。 * FTM=身体の性は女性、心の性は男性。 MTF=身体の性は男性、心の性は女性。 SRS=性別適合手術 * 次回は、7月3日(日)、8月7日(日)です。 |
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いつものように新聞記事から始まった。
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・良 障がい者は小学校の時は、いつも運動会では応援者だった。 でも、昨夜のテレビ運動会では、応援者でなく当事者だ。 「障がい者の運動会で、障がい物競走をしたよ。」と 漫才もしていたのだけど、笑っていいのかなと思ってしまった。 先日、朝日新聞に、性同一性障がい者をテーマに、 13回にもわたって連載されていたね。 世の中は、最近、性同一性障がい者に心を寄せる人が多い。 ・スタッフ12月4日の新聞に、MTFとして中学校へ入学することになった 生徒のことが載っていた。 ・良 同性愛者の人数の方が性同一性障がい者より多いはずだが。 レインボーの会に参加する人には、同性愛者が少ないね。 ・ゲイ 同性愛者に対しては、まだ偏見を持っている人がいるね。 ・MTF 仕事場では、中性的に過ごしている。 トイレは男性用を使用している。 昔は、びくびくして歩いていたが、今は、平然と歩いている。 それにスッピン。他の女性もスッピンで歩いているから、 自分もいいと思ってそうしたら気楽になった。 ・FTM 就職は、カミング・アウトしてできた。 年金手帳などの事務上の手続き等でややこしくなるからね。 就活の時には、面接官に「どうやってセックスするの。」と 関係ないことを聞かれたり、「証拠を見せろ。」と 言われたりして、一時落ち込んでしまい、大変だった。 前向きにならないとだめだと思った。 ・良 昔は、障がい者は隠されていた。 今は、積極的に外出しているから見慣れているね。 見慣れさせることが大切だ。 ・MTF 休みの日には、極力外出して、見てもらおうと努力している。 女性に見られる様に、化粧はしていくよ。 休日も、女性としていたいから化粧する。 これからも、見慣れてもらうよう、外出する。 自然体で行きたい。 ・良 自然体で生きたい、生きているという人が多くなった。 強くなってきたなと思う。 どう思われてもいいと言う気持ちが強いとは、すごいことだ。 ・MTF いろんな経験をしてきた。 偏見からのいじめ等あり、自殺しようと思ったこともあるよ。 男として生きれば楽だと思ったこともある。 でも、ここでみんなにめぐり会えて、ここにいることが幸せだ。 みんなが女性として見られると聞くと羨ましい。 携帯ネットでは、若い人の相談が多いので、サポートできたら いいと願っているよ。講演活動もして、広げていきたい。 ・ゲイ 世間で認めていたら、マツコさんのようにきわどいことを 強く言っていない。認めていないから、強く言っているのだ。 ・MTF 女装する意識が強いと不自然になり、それが相手に通じるの かもしれない、何度も経験していくと自然になるのかもしれない。 ・良 障がい者が電車で向かいに座っていると、大人は目をそらすけれど、 子どもはじっと見て「どういう人なの。」と聞くよ。 教えていけばいいのだ。 当事者自身も乗り越えていかねばならない面がある。 ・ゲイ 日本は、特に一律、画一。 ・良 全く違う意見には、先生は誉めなきゃいけないのに、笑うからね。 コミセンの人は、セーラー服姿のKさんを初めて見た時 には驚いていたが、今は驚かない。 慣らしていくこと、世間を教育していけばいいね。 堂々としていこうじゃないか。心の中での闘いだ。 *今日は、11人でした。久しぶりの2人が参加され、 4時半頃までびっしりとおしゃべりしました。 *FTM=身体の性は女性、心の性は男性。 MTF=身体の性は男性、心の性は女性。 ゲイ=男性同性愛者 *次回は、2月6日(日)、4月3日(日)です。 |
良 12月11日に未来会館で人権フェスティバルがあり、レインボーの会も展示参加をするよ。見に行ってね。 9月14日の新聞によると、性別違和感を感じたのは、物心がついた頃から中学生までの人が、9割だ。 また、全体の7割の人が自殺を考えている。 中学時代と 学生・社会人になった時をピークにだ。 小学校高学年までに、GIDを説明すべきだ。 今里 哲さん(ゲイ)のコンサートが、11月17日にあるよ。行ってね。 会員の勤務校に、GIDの人がいる。レインボーの会に誘っているが、ここへ来れるまでに時間がかかるね。 MTF1 確かに、ここへ来るのも大変勇気がいるよ。 MTF2 先日、遊技場に行ったら、用紙に性別を書く欄があった。 更に、レディースデイだった。どう見てくれるかと思うと、退いてしまう。 本当は行きたいのに、行きたくなくなる。 良 イベントのアンケートは、性別の統計を取りたがる。 最近、男・女・(未定)と3つの欄があることがある。 でも、名前を書いて、(未定)なんて書けないよ。 カミングアウトになる。 MTF3 自分は、「MTF]と書くよ。 良 公的に、性別二分法はやめることになっているが、NHKのアナウンサーが、「○才の女性の方です。」と言っている。 また、今だに、保守的な人の中で、「男女混合で着替えるんか?」という人がいる。 必要な場合だけ、性別を使えばよいことだ。 未 徳光さんの甥っ子に、誰かが、「女装がすきか。」と聞いたら、「生まれたときから女です。」と言った。 最近、テレビで公表する人が増えた。 良 歌手の人は、在日の人が多い。紅白歌合戦の半数は、在日の人。 小さい頃から差別されてきた。実力の世界だから、芸能やスポーツ、学者に在日の人が多い。 今は、基本的には無くなった。 まだ、意識する人がいるが、世の中は、変化してきた。 MTF4 爪にマニキュアをしていたことから、性同一性障がいの話を30分程したら、理解してくれた。 知らない人には、趣味の世界と思っている人が多い。 芸能人だと受け入れるが、一般の人だと納得できない人が多い。 みんなにどんどん話していかないと・・・。 死んで、後悔したくないから。 辛さを受け入れないと辛い。自分がこうだと思ったら、 そうすればいい。人がどういおうと。 MTF2 次の時、住所や本名を書こうかなと思う。 *その他に、ホルモン注射のことやレディースデイのこと等いろいろ。 *12月11日(土) 未来会館で、人権フェスティバルの展示があります。 *次回は、12月5日(日)、2月6日(日)です。 |
今日は、大学でセクシュアル・マイノリティを研究していらっしゃる学生さんと先生も参加されました。
まず、7月末にあった“人間と性”教育研究協議会の金沢夏期セミナーで、 レインボーの会の仲間が教室いっぱいの参加者に話をした話題から始まりました。 ・良 助産師学校の学生さんも参加していたが、興味深い。 助産師は、子どもは生まれるものだと思っている。 同性愛者等、子どもを産まないセックスもあると言うことを知る点でよかった。 ・MTF みんな真剣に聴いてくれてよかった。 ・MTF もっとたくさん話したかった。感想を読んだら、みんな受け止めてくれていたのでよかった。 ・ゲイ 自己肯定感は、環境によるものだと思っていたが、他の当事者の話からそうとは言えないと感じた。 性同一性障がい者は、声等どうしようもない面がある。辛さが多い。切実だと気付いた。 また、「苦労するほど、勉強になった。」という言葉に感動した。 ・良 レインボーの会は、"人間と性”教育文化センターが主催している会だ。会則も会費もない。 家族も友だちもサポーターも、誰が来てもよい。考えをいうのはよいが、強要することはいけない。
理解してくれる人を増やすんだ。当事者を攻撃することはいけない。妨害、破壊する人は、会の主旨に反する。 他の会でも、解散している例が少なくない。 ・ゲイ ゲイ同士は、ぱっと見れば分かるなんて嘘!友だちがほしくても、分からないから探すことができない。 この会は、性同一性障がい者が多くて、寂しい面がある。性同一性障がい者は、それを隠して結婚する人もいる。 結婚して、セックスしないで、妻から責められる人もいる。 ・MTF レズビアンなので、なかなか出会いがない。MTFの人の出会いも難しいのに。 ・MTF 私は、MTFの気の強い人が好き。
・MTF 中学生の頃から異性装に興味を持つ。自分のことが分からなくて、宗教に入ったこともある。
きれいな女性には(男性から見るように)可愛いと思い、また、(女性から見るように)羨ましいと思う、 二つの心がある。 老後を考えると、心配だ。死ぬときは、満足して死にたい。 ・MTF 女性グループで、カラオケで楽しんだ。女性が好き。 レズ、ホモ、ペテ等の差別用語は、当事者が使うのはOKとされている。 ・何にも属さない人 18年、このMTFさんと一緒にいる。世間的には、夫婦だがパートナーだ。今は、セックスをしていない。 ・MTF 若い頃は、自分が何者か分からず、苦労した。今は、いろんな言葉ができて生きやすくなった。
男性が好き。男性同士で歩いていると、どんなセックス?家事は誰がやるの?女性役は?とよく聞かれた。
プライバシーのことだから、「人には関係ない。」とよく言った。 今は、自分の思い通りに生きていくつもりだ。パートナーにも、以前にカミング・アウトをして、下着も女性用にした。
仕事の関係で男性姿だが、レインボーの会では、女性の姿で来て楽しい。 ・学生 自分の性に気付いたのはいつ?
・MTF 小学校低学年。ペニスに違和感をもった。カルーセル麻紀の性転換手術をしって、希望をもった。 ・ゲイ
性愛は昔から知られていたが、性同一性障がいは、余り研究されていなかった。
・MTF 小3年の時、個室で排尿したかった。たってするのは嫌で、いじめられた。 ・良 小児性愛者は、生まれつき。苦しんでいる人がいる。新聞には、病気と書かれている。 小児性愛者は、子どもの体にエロスを感じる。男性同性愛は、男性の体にエロスを感じる。
・MTF 小4の時。異性装が好きだった。女の子がスカートをはいているのを見て羨ましかった。女性とつきあっていると、
男に成り切っていた。レインボーの会に入ってから、MTFに気付いた。 *カミング・アウトのことや病名について等、まだまだ話は尽きません。
今日は、学生さんが、よく質問してくれました。 大学ではセクシュアル・マイノリティのサークルの存在が重要ですね。 *次回は、10月3日(日)、12月5日(日)です。 |
・良 今日は、初めての人がいるので、自己紹介しながら進めよう。
レインボーの会ができて、5年。その前にも、個人的に相談にのっていた。 MTF、FTM、同性愛者、どれにも属さないと思っている人、 こなくなった人も、時々顔を出す人等いろいろ。 性は、グラデーションだ。 区別・分類化するのは、意味がない。学者の中では使うだろうが、 現実では、明確にしなくていい。はっきりしない人もいるしね。 いろいろ考えがあるので、言うのはいいが、人に押しつけることはしないでおこう。 ・何にも属さない人 異性愛者ではないがセクシャリティはいろいろ。自分にとって結婚は不自然と思う。 ・ゲイ トークでは、理論的なことしか話せない。今度のトークの時は、生活に密着した事も話してみようかな。 平素は、イベントや学習会まわりをしている。 ・MTF 自分は、女性か男性か分からないときがある。 でも、女性の服を着ると落ち着くから女性かなと思う。
服は女性用。靴は大きい。 ・FTM 男性として戸籍も変えて生活している。何でも聞いてください。 ・M GIDの団体の世話人をしている。 ・MTF 中1から女装することがあった。自殺未遂も。 宗教入信で、「神様は全てを許す」ということを知る前は、抑圧されていた。 今後、どのように生きていったらよいか、悩んでいる。 半年前に出会った人(昼間は企業家、夜は女装する人)と話して、すっきりした。 人間は、グラデーションだと思った。 ・M 女性の下着を着ると、落ち着く。安定感がある。他には、何もしていない。 ・MTF 性器に違和感を持ったことがきっかけだ。 ・MTF 電話で相談を受けている。悩みは、理論的なことで解決しない。 結論は、自分らしく、自分に納得できる性で生きていくのが一番いい。 自分の人生なので、自分でいいと思ったように生きていくのが一番いい。 2ヶ月に1回だけこの会で、女装をしっかりするのはいいが、本当は日頃からしたい。 周りに慣れさせるためにも、少しずつ自分らしい身なりで生活してきている。 毎日、女性の自分でいたい。できれば手術もしたい。 ・良 みんなに迷惑をかけなければ、自分のありたいように生きていけばいい。 プライバシーを守り合って、言いたいことを言い合おう。 ・MTF みんなは、自分に対して否定的やないねえ。不思議やねえ。 ・MTF 私もここに来る前は、そうだった。 ・MTF 家の人に言ったときは、一家心中しようかと言っていた。 ・MTF 家で、隠している。ここだけで話している。 ・MTF ブリーフは、もっていない。 ・何にも属さない人 男に興味はない。結婚していない。つjきあっている人は子どもの父親だけど、 自分の気持ちを全部受け入れてくれている。 時々、レズビアンの人と遊ばないと、ストレスがたまる。 自分たちの周りに自分の話ができる人がいるといい。支援してくれる人がいるといい。 ・ゲイ 家族は、知っている。前は、結婚しろと言われたが、今は言わない。 ・何にも属さない人 説明しても分かってくれれば話すといいが、理解してくれなければ言わない方がいい。 ・ ・ ・M はるな愛など芸能人は、商売でやっているだけだ。 GIDや同性愛者は、普通の人とは違うと思う。
・スタッフ そんなことはない。はるな愛も同じ苦しさをもっている。 GIDや同性愛者も誰でもみんな同じ。 同じ人間として接し合える社会にしないといけないと思う。
・良 一般の人に知らせるには、どうしたらよいか。 趣味でもかまわないけど、ここに来ている人たちは、趣味じゃない。生まれつきなんだ。 *7月30日(金)~8月1日(日)に、金沢で開かれる“人間と性”教育研究協議会の 夏期セミナー31日(土)の分科会で、レインボーぎふの会の4名が、
セクシュアル・マイノリティ当事者として、話します。
少しでも、理解者を増やしたいと願います。一緒に参加しませんか? *次回は、8月8日(日)、10月3日(日)です。 |
今日も、新聞記事の話題から入りました。
ソマリア、ウガンダ、パキスタン、タイ、日本の記事です。 ・良 世界各国や日本国内にそれぞれどんな動きがあるのか、知ってほしい。 良い方向に動いている国もあれば、全く人権を考えない国もある事が分かる。 日本は、良くなりつつある事もあるが、まだまだという事もある。 日本の歴史も知って、今があることも理解したい。 ・良 GIDの人と会う予定だったが、都合が悪くなり来れないという。 今までも、来れなくなった人が多い。来たいのだけど、来れない人がまだまだいる。 来て、気が軽くなってほしいのだけど・・・。 ・MtF 最初の扉を開けるまでに、勇気がいる。開けてしまえば、もう平気!
・MtF ビラをまいて、宣伝したい! ・MtF 学校の先生からも電話があり、生徒で悩んでいる子がいるから レインボーの会に参加したいと言う。「いつでもどうぞ来てください。」と 言ったが、なかなか来れないようだ。 ・MtF 運転免許証書き替えで、女・男のどちらで行こうか迷ったが、番号で呼ばれてその後もスムーズにいった。
・MtF 県によって違うね。免許証を作るとき、住民票がいるから名前が分かってしまう。
・MtF 前回、知人と会うのは嫌だと思ったが、今回どっちでもいいと思った。
・MtF 危険物の免許を取るときも、性別関係なく(見た目と名前も)、スムーズに終わったよ。
・MtF コンビニのレジで、店員が男女の区別を打つ時、迷っている時間がないので、
どちらでもいいという感じで打つ人もいる。
・良 研究のために、何でも分類するのが学者だ。学問では、分けるのは大切だが、
日常で分けるとギスギスした者になるから考えなくてはいけない。
分類し言葉ができ、便利になった。説得できる。
・MtF 今仕事をしている所はMtFとして受け入れてくれるが、給料はあやふやで残業も多く激務でやめたい。
しかし労働条件が明確で守る所は、自分(MtF)らしい服装等を認めない傾向がある。
・MtF 子どもの頃も若い頃も、・・・等あった。勤め先で困っている女性を助け、やがて連れ合いになった。
・連れ合い 最初は、男として見ていたが、勉強してMtFとして受け入れている。
男・女としてではなく、人間として尊敬しているので、家族として暮らしている。
子どもも「父さん」として受け入れている。
・MtF 不況でクリニックへ行く時間ができよく行けたが、最近忙しくなってまた行けなくなっている。
・MtF 大人になってから、男性がされて何とも思わないことを自分はとても嫌だと思うことに、気付き始めた。
大学関係の仕事をしているが、学生が減ると同時に仕事も減って、クリニックの治療が受けられない。
仕事では、男女の分別は必要ないという信念で今まできた。仕事で自分と異なる性的な強要に妥協したものの、
自分の存在感が無視された気がする。仕事での性差別化に対抗心を持つと、周囲から反発を受けた。
・良 ジェンダーフリー? 「男・女にとらわれて苦しむのではなく、自分のありたい性のままで尊重され生きていきたい」ということだ。
本人の考え、ありたい姿を尊重することがいいのだが。
・MtF 自己決定権を尊重してもらいたい。
・MtF GID等の言葉がなかった時代、カルーセル麻紀や美輪あきひろなど自分の信念を貫き、突っ走った。
人のせいにせず、自分らしく生きている。
昔、私は逃げて男になろうとしたときがあったが後悔している。
人に何を言われようと自分から逃げずに自分の意志で行動するといいよ。
・良 今は、できあがったものを与えられる事が多い。ラジオドラマは想像力がないと聴けない。
今は、想像力が育たない時代。人の気持ちを想像しながら相手を尊重する力が弱くなってしまった。
人権意識も、謙虚さも弱くなっている。当事者のみんなと話していると、新たに知ることが多い。
知らないことが多いと思うこと自体も、謙虚さだ。
周りにGIDの人やゲイの人等いないと思ってうたが、当事者と話すと身近に感じる。もっと広めていかなくては。
やがて、いつかはみんなでチラシ配りをしたい。守りの姿勢でなく、前へ進みたい。
昔、身障者は家に隠されていた。今は、堂々と外へ出ている。世の中に身障者がいることが当然になった。
今すぐにではない。いつかは、世の中を変えていきたいね。
・MtF 近くの美容院でシャンプーをしてもらって、スタイリングもしてもらった。
大きな病院では名前を呼ぶから、小さな病院へ行く。
* 今日も、初めての人が参加されました。また、話しましょう。
次回は、6月6日(日)、8月8日(日)です。
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第30回記念の会として、カラオケ大会を行いました。 参加者は、8名でした。 少しでも節約するために、飲みものお菓子など持ち込んで、気合いを入れて行いました。 皆、マイクを持ったら離したくないと言う気持ちがそこここに、よく分かりました。 それぞれ、得意のジャンルがあり、歌い慣れたものです。 ポップス、演歌、アニメソング、英悟、仏語、シャンソン、唱歌等さまざまで、よく歌い込まれている声です。 歌っていいですね。カラオケっていいですね。 自分を腹の底から出せます。スカッとさわやか!です。 歌っている人のさわやかな表情! 笑顔! 素敵でした。 約2時間あまり、時が経つのが速く、あっという間の楽しいひとときでした。 また、いきたいと思います。 次回は、4月4日(日)、6月6日(日)です。 |
*今回も、新しい方が2名参加してくださいました。 ・MtF もうすぐ免許更新に行くのだけど、どんな姿で行こうか迷っています。女性姿で行きたいが。 ・5年ほど前、免許更新に行った時、男性の名前で呼び出しがあり、応答した人は女性の身なりだった。 免許に書かれた男性の名前と一致するか疑問だと呼び出されるのかと感じた。 ・交通事故の時に、免許確認で運転者が本人かどうか確認できないと困るからだろう。 ・普段から女装しているのなら、免許の写真も女装しておかないとそれこそ困るだろう。 ・戸籍変更前であれば、MtFの人でも、女装と思われる。化粧を落としていった方がいいのかも。 ・MtF 最近、警察で免許の住所変更をしたが、何も言われなかった。 ・ここ数年で、時代が変わったんだなあ。 ・今は、名前でなく、番号で呼ばれる。 ・MtF 昔は、検問で服や下着を脱げと言われたことがある。今は、人権問題になる。 ・女装をするのが楽しいという人が増えた。 ・女装はいいが、犯罪にいたる人がいると困る。性同一性障がい者には迷惑だ。 ・MtF 国家試験を何度も受けている。どの試験場でも写真と名前を見ても、後で本人確認をされたことがない。 そんなに悲観することはない。 ・MtF とにかく、自分の性で生きていけることが幸せなんだ。 ・交通事故をしておいて、性転換手術中と言い逃れをしたという記事が出ていた。 「性転換」と言う言葉が一般化してきたのか。 ・昔は女性はスカートか着物だった。今は、ズボンで見慣れてきた。障害者も家に隠していた。 今は、運動の結果、外で堂々と出ている。見慣れてきた。今は、おかしくない。免許更新も、堂々としていけばいい。 ・来年の性教協の夏期セミナーは、石川県の金沢で行われる。そこで、7月30日(土)の午後の分科会に、 先日の9月の人権フェスティバルで行ったような会をやりたいが、どうですか。 ・インターセックス(半陰陽)・MtF等の事が漫画になっている。 「りっちゃん」「IS]「オカマだけどOLやってます」等の漫画は事務所にあるので、いつでも貸し出します。 ・今は、ネットの発達で情報が溢れている。若い子が見て、「自分は何だ」と思いこんでしまう。 時がたつと揺らぐ事があるから、決めつけてしまうことは危険だ。 ・Hさんから。「パートナーシップ法制定をめざす超党派市民の会」を発足し、進めているとのことです。 ・代表 レインボーのぎふの会は、平成16年の発足から早5年がたちました。次回は30回です。 この会の30回を記念して、カラオケをします。心おきなくやりましょう。 次回 2月7日(日)の13:30頃から事務所に集まり、みんなで移動します。14:30から16:30頃まで、カラオケをします。 是非参加してください。事前に連絡してくださると有り難いです。 次回は、2月7日(日)、4月4日(日)です。 |
今日は、まず8月にBSで放映された「だから、私は後悔しない~性同一性障害との闘い~」のDVDを鑑賞した。
・はるな愛さんの涙
「いっぱい悩んだから悩んだ分魅力も増えるから、人間として成長できると思う。」
・水野淳子さん
「あなたは男だ。」と言われて辛かった。今まで父親だったのが母親になった。
次男が不登校になったが、母親のせいでなく自分のせいだと言った。
法律が改正されたが、未成年の子どもがいると性の変更はできないため、
水野さんのことを世間は「男だ。MtFではない。」と言った。
自分のことで子どもを苦しめてしまった。全部やり直したいと思ったこともある。
6年前、離婚して母親として頑張った。4年前、実名を公表して法律と闘った。
2008年「子どもが認めれば戸席変更してほしい」と、長男次男が上告した。
お風呂で泣いていると、「4年後は、戸籍は女だ。」と言ってくれた。
MtFとして受け入れてくれる子どもが有り難い。子どもがいなかったら、今の自分はない。
嫌なこともあったけど、後悔していない。
・藤森さん(東京在住 MtF)
結婚して4年目に妻に告白。治療して変化していく夫の姿が理解できない妻。
離婚…。戸籍はバラバラでも、家族として仲良くしていきたい。
長男と連絡を取り合っている。久しぶりに神戸で家族と会う。
30分前に行き、父親に変身する。
世間に広まったといってもまだまだ。ありのまま(MtF)生活したい。
今でも離婚した妻を愛している。みんなで暮らしたい。
・セクシュアルマイノリティで、この事務所に最初に来たのが、水野さん。
水野さんのことを岐阜の教育誌「我が子の歩み」で載せてから皆に広まった。
署名運動をして東京へもっていった。
・ジェンダーフリー
「男・女」にとらわれて苦しむ人がいるが、こだわらなくてもいい。
女らしく男らしくとこだわりたい人も、もちろんそれでいい。
・男脳女脳があるから性同一性障害がある。
自分が、生きたいように生きたいのだ。自分らしく生きたい。
・フランスでは、同性パートナー法があり、同性どうしの結婚のような権利が認められている。
片方が亡くなればパートナーに財産がいくという。
・MtF 例会は女装、仕事は男装。ミクシーの中で喧嘩することがある。
・MtF 近所の目と堅い親のため、カミしていない。
・FtX カミしていない。親も友も知らない。
男でも女でもない。分類に当てはまらなくていい。でも、言葉があると分かりやすい。
辛いと考えないようにして生きてきた。職場でも女性らしさは求められない。
手術まではしたくない。
・レズビアン 友にはカミした。レインボーパレードや人権の会に参加した。
・良さん 女子高校の教師だった頃、売春のような事をする生徒がいた。人間教育(女性学)を始めた。
教科書も作った。全国から見に来た。やがて、受験戦争時代が到来し受験科目が増え、退職後人間学は無くなった。
一方東京の学校では、必要を感じ人間学を新設する学校が増えた。
岐阜でも性教育の必要性があり、組織を立ち上げた。
性教育は、人権教育だ。マイノリティも全国に先駆け取りあげたのだ。
・MtF(会代表) 子持ちのパートナーがいる。最初はとまどっていたが、今は受け入れてくれる。
水野さんのように強く生きたい。死ぬ時は生きた証を残して逝きたい。
逃げてなんかいないで、堂々と生きていこうと思う。
・MtF 6年程前、悩んで鬱になった。会社に行ったらよけいひどくなり、自殺もした。
障害をもった。親は、命があればいいと認めてくれた。今は、体も女性になり、会社にもカミした。
女性らしく生きていきたい。
・(代表) この会の30回を記念して、何かやろうか。
*「だから私は後悔しない」のDVDは、事務所にあります。ご覧になりたい方はお貸ししますよ。
今日は、初めての方や1年ぶりという方が参加され、より深まったような気がします。
次回は、12月13日(日)、 2月7日(日)です。
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・はじめに、9月19日と20日に国際会議場で開催される「平成21年度人権啓発フェスティバル」で、レインボーの会が受けもつ展示コーナーをどんな内容にするか話し合いました。 ・セクシュアル・マイノリティについて、知ってもらいたいね。 ・性のグラデーションもね。・・性には区切りはないよってこと。でも難しいことだ。 性差医療はあるが、グラデーションまで考える医師はまだ少ない。 ・性のマイノリティは、趣味ではないこと。 ・今まで取りあげたテレビ番組の紹介は? 本の紹介も。映画もね。 ・ゲイパレードの写真もいいね。知名度のある人の写真も、承諾をもらってね。 ・性的指向による差別のパンフレットが、県から出ているよ。 ・同性愛者が多いはずなのに、レインボーの会に顔を出す人が少ないね。 ・我々の願いや知ってほしいことも載せよう。 ・虹の絵をパーッときれいに描こう。 ・肝心なことは、当事者たちはもちろんのこと、そうでない人が一人でも多く来て見てほしい。 そして、セクシュアル・マイノリティについて、もっと知って理解してほしい。 ・職場の先輩との話題で、「中村中」が出たとき、「ニューハーフ」という認識しかなくて悲しかった。 また、居酒屋の店の人がFtMの人で、ここでも先輩が「あいつらみんな女だ」と言って・・・。 ・職場の休みが変わり、やっと医者へ行くことができた。近くにあるから、昔と違って遠くまで行かなくてすむ。 ・同性愛も多いはず。「障害」がつかないので、世間では性同一性障がい者ほど話題になっていない。 いっそうのこと、「同性愛障がい」と呼んでもらいたい・・。 ・地域によって、FtM・MtFの割合が異なる。 ・性のマイノリティは趣味じゃない。どんどん理解してもらわないといけない。 前向きに行動していきたい。この会だけでおさまっていちゃいけない。 治療する人は、治療し、世の中に自由に出てもらいたい。 水野淳子さんの勇気に元気づけられている。みんなもこの会に来てほしい。 ・水野淳子さんを参考にしたドラマが、8月23日から6回WOWOWで「ママは昔パパだった」という題で放映されます。 *9月20日(日)には、国際会議場で午前10時から12時まで、レインボーの会の人のパネルディスカッションがあります。 午後からは、分科会で「セクシュアル・マイノリティのしゃべり場に集まろう」コーナーがあります。そこで、シャンソン歌手の今里哲さんがお話されます。 みなさん、是非来てください。その後、西城秀樹のコンサートもありますよ。全て無料です。 *今日の参加者は10名。司会者が変わりぎこちない進め方でしたが、ごめんなさい。 みんなでアイデアを出し合った展示の完成が楽しみです。 次回は、10月4日、12月13日です。 |
・はじめに。すっごく久しぶりの人でも、参加するのは自由。 「おくりびと」のようなことがじっさい岐阜でもあった。それは、だれにとっても辛いこと。 是非、ここでは、ホッとしたり、勇気をもったりして、帰ってもらいたいんだ。 ・新聞記事1 「第3の性」から インターセックスの人は、広く見ると、2000人に1人。狭い意味では、100人に1.5人いると言われる。 インドでは、聖職者として扱われ、儀式での踊りをして生計を立て貧しく暮らしているという。一方で、差別されて路上生活者になっている人もいるという。 高山の千光寺には、大昔、飛弾を治め民衆に崇められていたという両面宿儺という豪族の像があった。 両面宿儺は、頭の前後に顔があり、手足も前後に2本ずつあったという。 所謂、奇形で、当時は珍しい貴重な存在であるが故に、崇められたらしいと、千光寺の住職は言ってみえた。。 ・新聞記事2 同性婚を認められている国の人との同性婚は、日本でも認められるようになるといい。 アイスランドの首相は、女性同性愛者であることを公表して離婚しているが、首相職に就いている。当然だが。 ・友だちに、FTMの人がいるので、ここへ来てみました。 ・いろんな人と話したり、話を聞いたりして、吸収し、成長しようと思っている。 ・まだ、「性同一性障がい」と診断されていない。別に、分けなくていい。決めなくていい。 性は、グラデーションなんだから。 ・手術の成功例も失敗例も聞いて良かった。 ・苦しんできた。今、苦しんでいる子と話して、元気づけたい。 世の中の理解者を増やすためにも、広めていきたい。この会で、希望を持つようになってもらいたい。 前向きに考えて、閉じこもらないようにしてほしい。生きていれば、何かいいことがある。 ・9月20日に国際会議場で、文科省主催の「全国人権フェスティバル西日本」があります。 この会も分科会を受け持ちます。午前中はパネルディスカッション、午後は自由に話せる「セクシュアルマイノリティのしゃべり場」があります。是非、参加してみてください。 ・今日は、初めての人、当事者の母親という人、友だちという人も参加してくださいました。 和んでくださったようで、うれしかったです。 まだ参加できなくても、時期が来れば、できるようになるから気長に待とう。 全部で10名でした。 ・次回は、8月9日、10月4日、申し訳ありませんが、12月は、13日に変更します。 |